2009年05月24日
FXの口座をいっぱい持つと無敵になる??その2
先日の話題と関連して、もう一つ興味深い話がありました。
これも同じ人から聞いた話なのですが、あの邪道かつせこい手法よりはいくぶんまともな感じ(失礼)の手法です。
といっても怪しいのは怪しいですが(^^;
デイトレやスキャルピングで勝つにはどうすればいいでしょうか?
誰もが一度は考えるだろうと思うんですが、
「1分足やティックチャートをじっと見て、レンジなら上で売り、下で買い。レンジブレイクしてトレンドができたらそっちについていく。」
言葉で言うのは簡単ですが、実際にやろうとするとこれほど難しいことはないですね。
例えばこれはレンジかな?というような状況がしばらく続いていたとします。
上下の幅は精々5,6pips程度しかなくレンジの上下で取るのは難しそうです。
ところが次の瞬間、下に2pipsほどレンジを抜けました。
さあ、これはレンジブレイクなのか、だましなのか・・・
なにかきっかけがあって20~30pip程度するすると動き出すこともあれば、単にプライスがぶれただけですぐレンジに戻る場合もあります。
チャートをじっと見ているだけでこれを瞬時に判断できるでしょうか?
そこを見極める、ある方法があった(?)のです
勘のいい方はこの記事のタイトルと先日の話の流れで気づかれたかと思いますが、
複数のFX口座を使う方法です。
それはつまり、いろんなFX会社のプライスを比較するのです。
例えば、A、B、C、D 4つのFX会社の取引画面を開いておいてプライスを監視しておきます。
先ほどの狭いレンジのような状況になったときに、
A社のプライスが下に2pips抜けました。B,C,D社は動きません。
これは単にA社のプライスがブレただけなんだなと判断してだましを回避です。
次にA社が抜けたあとB社、C社と抜けて来ました。
お!これは動き出したな、と判断して一番出遅れているD社で売り注文を出し
うまくトレンドに乗って勝つことができました。
と、こういう感じです。
なるほどね~、とこれを聞いたときには思いましたが、
2社を比較して見るだけでも大変なのに、4社、5社も同時に見るなんて・・しかも一番出遅れてるところを見極めて注文出すなんて
とても人間わざではありません。
人間には不可能。 ・・ということで、やっぱり期待に漏れずその人はやってくれました。
人間に無理なら機械にやらせよう! 監視&出遅れ発見ツールを作ったのです!
おお~~ さすがですね。
気合が違います。
さて気になる結果ですが、
本人いわく、『調整中』とのことで明言はしてくれませんでしたが、
実際にはそう単純な話ではなく、A,B,C社でいっせいにブレただけだったり、トレンド発生と同時に一気に値が飛んで変なところをつかまされたり、
なかなか大変なようです。
世の中甘くはないですね。
ただ先日のあの方法よりは危険が少なそうです。なんとなくまともな感じもしますし(^^;)、
聞いたことの無いやり方なので 工夫してうまくいくのかどうなのか興味があります。
また追いかけて進展を聞きましたら、こちらで報告したいと思います。
そしてあわよくばツールの公開も(?)
そして、これを読んで興味を持たれた方はとりあえず手動からでも試して見てはいかがでしょうか?
投稿者 kawarobo : 17:36 | コメント (0) | トラックバック
2009年05月19日
FXの口座をいっぱい持つと無敵になる??
ちょっと怪しいですが、興味深い話を聞きましたのでご紹介します。
リスク分散のためにFXの口座をいくつかに分けて運用している方は多いと思いますが、リスク分散ではなく別の目的で複数の口座を持つ人がいるそうです。
ご存知のとおり、FXは株と違って証券取引場を通さない相対取引です。
同じドル円でも、A会社とB会社でプライスが違っているわけです。
そこでこんなことを考えた人がいます。
A社とB社のプライスをずっと比較し続けていたら、どこかのタイミングで2社の価格の差がスプレッド以上にひらくことがあるのでは?と。
つまり、A社のドル円が95.00-95.03 に対し、B社 95.04-95.06となるような瞬間があるのか?ということです。
もしそんなことがあったとすれば、A社で95.03でドル円買い、B社で95.04売りとすればその時点で1pipの儲かることになります。
ただこのままではどちらもポジションがひらきっぱなしなので、
今度はA社の売り値とB社の買値が同じになったタイミング(例 A社95.10-95.13、B社95.08-95.10) でA社でドル円売りクローズ、B社でドル円買いクローズすれば無事取引終了です。
こうすれば最初に買ったときより上がってるか下がってるかに関係なく、確実に1pipの儲けになります。
これを裁定取引と言うのかどうかはわかりませんが、
このとおり実現できれば、取引を始めた瞬間に利益が確定するわけなので、絶対に負けないということになるのです・・
せいぜい数pipsしかとれないので かなりせこいですが・・・
ちり積もで、例えば10万通貨でやれば1pipでも千円ですから、平均2pipで1日10往復できれば2万円、100万通貨でやれば1日20万円にもなります!!
さすがにこれは現実的とは思えませんが。
そして実際にそんなことが起こりうるのか、ということですが
実はこれが本当にできてしまうらしいのです。。
私も実際、FXCMと、ある会社とで比較をしてみて、そんな瞬間を目撃しました。
ただし、この状況になったとしても0.数秒ぐらいしかもたないので、
「あれ?これはもしかして?」と判断しあぐねてる間に崩れてしまいます。
もし瞬時に察知できたとしても、あっちをクリック、こっちをクリックしていては絶対に間に合いません。
とても人間わざでは無理なんですね・・
しかしこれを見つけた人はあきらめませんでした。
人間に無理なら機械にやらせよう!ということで、2社の値段を監視して
その瞬間が訪れたときに売買操作を自動でやってくれるツールを開発したのです!
根性ですね~
しかしすごいですね、完全自動で理論的には絶対に負けないわけですから
それこそ寝ているだけで勝手に儲かる!・・・
と、言いたいところですが、やはり世の中そんなに甘くはありませんでした。
実際に動かしてみると、スリッページやオーダーが通らないなどの罠がいくつもあって、思ったとおりのプライスで約定してくれないそうです。
数pipsしかとれないからとレバレッジを思いっきり効かせていたのに、A社のほうしか約定せずB社スルーとかなると、かなり痛いことになります。
それでもその人はあきらめず開発を続けていて、真偽の程はわかりませんがようやくそれらしい感じになってきたと言っています。
ポイントはとにかくいろんな会社の口座を開いて、それぞれの会社間のプライスの開き具合をチェックして、最良の「通貨ペア」ならぬ「会社ペア」を見つけることだそうです。
そしてスリッページの有無や表示のプライスで確実に執行できるかどうかの確認も。
ただしデモトレードではだめです。プライスが微妙に遅れていたり、実際には約定できない値が出ている場合があるそうです。これは実際にトレードしてみて確認しないと分からないとのこと。
これはコストがばかにならなそうです・・・
以上、私が聞いたのはここまでです。
邪道、かつ非常にせこい手法でしたので(^^; それ以上深追いしませんでした。
もし思いのほかたくさんの方が興味をもたれるようでしたら、さらに詳細を聞いてみようと思います。あわよくばツールの公開もできれば・・
ただし、上述のとおりうまくいかないリスクが高いですので、試される方はくれぐれも自己責任でお願いします。m(__)m